昨年、登場した「Samsung」の最新フラッグシップスマートフォン「Galaxy S24」。前モデルであるS23から進化を遂げ、よりスマートに、より洗練された体験を提供してくれます。Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxyの搭載による飛躍的な処理性能の向上や、AI機能「Galaxy AI」の本格導入など、注目すべきポイントが多数。デザイン、操作感、カメラ、バッテリー性能に至るまで、現代ユーザーのニーズを的確に捉えた一台に仕上がっています。
本記事では、実機を触って感じた魅力や注意点を含めて、Galaxy S24の実力をレビューしていきます。
Samsung Galaxy S24
Galaxy S24は6.2インチのディスプレイを搭載しており、現代のスマートフォンとしては比較的コンパクト。それでいて薄型・軽量(約167g)なので、片手操作もしやすく、スーツの内ポケットや小さめのバッグにもスッと収まります。背面はマット仕上げのガラス素材で高級感があり、指紋もつきにくい仕様です。
一方、エッジ部分はフラットな形状になっており、持ちやすさも抜群。側面フレームにはアルミニウム合金「Armor Aluminum 2.0」が採用されており、耐久性と質感のバランスも◎です。
6.2インチのDynamic AMOLED 2Xディスプレイは、最大2600ニトのピーク輝度と、1〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応。直射日光下でも非常に見やすく、映像やゲームの描画も滑らかそのもの。HDRコンテンツの表示も素晴らしく、NetflixやYouTubeなどの動画視聴がまさに“目のごちそう”状態です。
Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxyの実力
Galaxy S24には、Galaxy向けに最適化された「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」を搭載。ベンチマーク上でも高得点を記録し、実際の使用感でもアプリの起動やゲームプレイ、マルチタスク操作においてストレスを感じません。加えて、AI処理性能も大幅に向上しており、「Galaxy AI」と呼ばれる新機能群によって、写真の加工、リアルタイム翻訳、通話の要約などが驚くほどスムーズに行えます。
自然な色合いでリアルを切り取る
背面には、50MPのメインカメラ、12MPの超広角カメラ、10MPの望遠カメラ(光学3倍)を搭載。日中の撮影はもちろん、夜景モードも進化しており、暗所でもディテール豊かな写真が撮れます。AIによる自動補正も自然で、「いじりすぎ感」がない仕上がりが好印象。また、動画撮影は最大8Kまで対応し、手ブレ補正や音声ズームなど、映像クリエイターにも嬉しい機能が詰まっています。
ところで、4000mAhのバッテリー容量は、やや控えめに見えるかもしれませんが、省電力設計とAIによる最適化により、通常使用であれば1日は十分持ちます。さらに、25Wの急速充電とワイヤレス充電にも対応しており、充電周りの不便さも感じません。
Galaxy S24 – まとめ
ところで、唯一気になるのは、価格とストレージ構成。Galaxy S24は高性能ゆえに10万円以上とやや高価。また、国内モデルは128GBと256GBの2パターンで、SDカードスロット非搭載なので、写真や動画を多く保存する人は容量選びに注意が必要です。
このように「Galaxy S24」は、コンパクトな筐体に最先端の技術を詰め込んだ高性能スマホです。とくにパフォーマンス、ディスプレイ、カメラにこだわるユーザーにとっては「最強の相棒」となる一台でしょう。一方で、価格面やストレージ構成に不安がある方には、上位モデルのS24+やUltra、もしくは旧モデルのS23を検討するのもアリです。日常をよりスマートに、スタイリッシュに過ごしたい人には、Galaxy S24は間違いなく「買い」のスマホです。

Galaxy S24 基本スペック
CPU | Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy |
内蔵メモリ | 8GB(RAM)+ 256GB / 512GB(ROM) |
ディスプレイ | 約6.2インチ / 2,340×1,080(FHD+) |
メインカメラ有効画素数 | 約5,000万画素 / 約1,000万画素 / 約1,200万画素 |
本体重量 / バッテリー容量 | 約167g / 4,000mAh |
SIMカードスロット | nanoSIM / eSIM |